体温計は42度まで Vol.4

バファリン、この薬も最後に「ン」が付くのだなぁ。
どうしてこうも、薬の名前の最後に「ン」が付くものが多いのだろう。
オロナイン、ノーシン、サクロン、ダン、パブロン、などなど。不思議だ。

昔に、言霊の話を誰かから聞いたとき。「ん」には、物事の働きを止める力があるってことを聞いたことがある。ネーミングを考える人が無意識のうちに使ってしまうとしたら、やっぱり目に見えない何かの影響を人間は知らず知らずに受けてるってことになるのかもしれない。

で、バファリンは体温を下げるために私の体に何をやらかしたのか。そう、発汗の促進だ。とにかく、パジャマがぐしょぐしょになるほど汗が出た。
この汗の量はただごとじゃなかった。ほんとに絞れば水が滴りそうだった。
風邪でこんなに汗をかいたことは、未だかつてなかったし、正直驚いた。

昨日から水分を放出ばかりしている。
でも、おかげで熱は下がった。1.5度ぐらいは下がったような気がした。
とにかく今のうちに「プリン」を食べよう。
そして、たまたま冷蔵庫に1本だけあった「ポカリ」の缶を飲み干した。
こん時ほど、「ポカリ」を美味いと思ったことはなかった。

鼻水がとまったので、久々にゆっくり寝た気がした。
でも、相変わらず頭は、ぼーっとしている。
熱を測る。39度。やれやれ、バファリンの効果も切れたか。

昼にドーナッツを食べた。ただ甘いだけで美味しくなかった。
とにかく、食欲だけはかろうじて残っていたのは幸いだった。

その後、ついに40度を記録。意識は、かなりもうろうとしている。
今までは、思考という形態をとっていたが、ついに単なるビジョン
のようになってきた。あるイメージが湧いては消え、湧いては消えを繰り返していた。
急に第三の目が開いたような気がした。
あの、仏像の額にある突起、あれが、すべてのものを見通すといわれている第三の目だ。
あれがついに、私にも・・・うぉーーー。

目の前にグレーのスクリーンのようなものが現れ何かの映像が見えた。
赤い色をした植物の根のようなものだった。そして海のイメージ。
海底火山か?。それは今にも爆発しそうな気配だった・・・。

太古の地球に私はいた。月の無い夜、満天の星空。そこに突然現れる巨大彗星。
空から一切の光が消え、大爆発が・・・。

大勢の群集に罵倒され、警察に連行される人々。彼らは誰?・・・。

つづく

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