時間をはずした日の祭り

地球が太陽のまわりを1周する間に、月は地球のまわりを13周します。この自然のリズムに基いて作られた「13の月の暦」には、年と年を繋ぐ特別な日があります。それが「時間をはずした日」です。この日は特定の月や曜日を持たない日であり、日常生活や仕事、そして時間から意識をはずし、「時間」から開放された自分を大いに楽しむ日でもあります。

『1999年7月25日、
「時間をはずした日」に、芸術により、精神が高揚する。
その空間で、人は三次元にとらわれた時間から解放される。
そんな「祭り」で、地球を包みたい。』
—という『COSMIC DIARY』の著者である柳瀬宏秀さんの言葉から、日本各地で祭りの魂をもった様々なアーチスト達が祭り(コンサート、イベントなど)を行ないました。

自然のリズムに戻ろうよ!、時間をはずした日に・・・
と題して、うたるんとその仲間(バンド名はWhite R.Wizard)は、ホームページをヴァーチャルステージとして「13の月の暦」をイメージしたオリジナル曲(フナブ・クの声)を公開。ささやかながら「時間をはずした日」の祭りに参加しました。
その日、バンド・メンバーは、それぞれ「宇宙に存在するすべて」に対して感謝の祈りを行ない、このページを読んだ、あるいは曲を聴いていただいた方に対して、祈りを呼びかけました。

「時間をはずした日」に起こったこと。

その日、私は地球や宇宙のために祈るタイミングを探していました。なかなかその瞬間が訪れなくって、お昼を過ぎて、うだうだしていると突然空が曇り始めました。上空が分厚い雲に覆われたその時、激しい雷の音がしました。それは並みの音ではなく、ご近所さんも窓から顔を出して外を見回すほどの大きさでした。そしてバケツを返したような大粒の雨・・・。

その瞬間が来たようです。手を合わせ祈りを行いました。1時間ほどで雨はやみ、青空が見え始め、遠くに見える山並みの上には美しい虹がかかっていました。今思えばこの瞬間をそれとなく待っていたのかなぁ、と思います。

この日は少し特異な気象条件のため、私の住んでいる大阪上空には、キノコ雲を押しつぶしたような雲が発生していたようです。後日その雲を撮影した写真が新聞に掲載されていました。

そんなこともあって、私にとってこの日は忘れられない日となったのです。