088の偶然

 お金を振り込もうと郵便局へ行った。あの舌みたいにペロンと紙がたれてる機械から番号札をとると、私の番号は088だった。末広がりの8だ!。しかも88だもんね。縁起いいもんね、と単細胞の私は喜んでいた。

 銀行でも振り込みしなきゃいけないので、ついでに足を伸ばすことにした。しかし、なんで一個所でできないのかねぇ。
 銀行は少し混んでいたが、愛想の良いおっちゃんがにこやかに出迎えてくれた。そう言えば郵便局で応対してくれた兄ちゃんも愛想よかったなぁ。うんうん良い感じだ。そうそう番号札とらなきゃ。

 ややや、またしても私の番号は088。うーん、これぞシンクロニシティ!!。
 その時、私の心にある決意が芽生えた。
 「ナンバーズ3を買おう」。

 そっか、そうなのだ。神様はついに万年金欠病の私に救いの手を差し伸べたのだ。ふぁははは。これで欲しかったCDを買うぞー、それから春物の服も買うんだ!。

 宝くじ売り場ではストレートかセット(わかる人にはわかるよね)にするか悩んだけど、ここは潔くストレートだよね。売り場のおばちゃんに200円を渡す私の頭の中では買いたいものがグルグル回っていた。(余談だけど、おばちゃんは無愛想だった)。
 抽選日翌日。はやる心を押さえて新聞をひらく私の目に飛び込んできた数字は、247だった・・・・・・。
とほほ。いったい何だったの、あの088は!!?。
(惑星の月11日)