我が家の庭の木を見てみると、葉っぱがやたら虫食いにあっていることに気づきました。
むむむ。
今年はイラガの幼虫を全く見なかったが、ついに現れたか!と目を凝らしてみると。
なんと、ミノムシが・・・いっぱい・・・。(写真ではよくわからないけど)
こんな大量のミノムシが発生したことはこれまでなかったので、すっかり思考停止状態に!
とりあえず退治しないといけないのだけど、手元にある薬だとダメっぽい。
まずは敵を知ることから始めようではないか。
さっそく、ググってみたところ、衝撃の事実が・・・
ミノムシの生体
ミノムシといえば、口から吐く糸で体中に木の枝を固定し蓑のようにまとっている虫ですが、これはミノガという蛾の幼虫です。
ミノムシは、蓑をまとって越冬し、そこで蛹になって春に羽化します。
実は羽化するのはオスだけらしく、しかもオスの口は退化していて餌をとることもありません。
やることは、ただひたすらメスを探すのみ。一方、メスはというと、蓑をまとって越冬し春になっても蓑をまとったままです。
メスは成虫になっても見た目は変わらないのですが、蓑の中のメスの姿は小さな頭と胸、そして大きなお腹には卵がいっぱい。オスと同様、口は退化しています。
そして、なななんと。足も羽もない・・・。げげげ。蓑をまとってやることは、特有の匂いを出してオスを引き寄せること。
卵から幼虫が孵化するとメスは干からびて蓑の外へ落ちて死んでしまいます。
そして、幼虫は他の枝に移って蓑をまとって葉っぱを食べて大きくなります。
というような一生を送るらしいのです。
なんちゅうか、愕然としましたね。
子孫を残すということにほぼ一生を捧げてます。
成虫よりも幼虫の時が、人生で一番良い時つうことかな?
ちなみに、ミノムシは生息個体が激減していて絶滅危惧種に指定されているところもあるらしい。