先日、近くの本屋に行くと地球儀を売っていた。
なんか変わった地球儀だなぁ、とよく見てみると、ボタンやらスピーカーやら、タッチペンなどがついていて、かなーり不思議な感じであった。
さらによく見ると、国探しクイズと書かれたボタンを発見。
どうやら、国の名前を聞いてその国をタッチペンでタッチ!、ということらしい。
はっきり言って、私は世界地図が好きだ。その私に国探しクイズを挑むとは、いい根性しておるではないか(誰も挑んでないっちゅうに)。
すかさず、スタートボタンを押してみた。
いきなりおっさんの声でクイズの説明が書店内に響き渡った。
私は、一瞬凍りついたが、ここで逃げるわけにはいかなかった。
さらに、おっさんは、「準備がよければボタンをおしな!」、とのたまった。おうおう、押してやろうでないの。ポチっとな。
「フランス、はどこですか?」
ケケ、フランスだって。フランスの場所を知らんやつなんかおるまい。ここだ!、とタッチペンですばやくタッチ。
「ロシア連邦、を指してください」
なはは、目つぶってても指せるワイ。うりゃ。
「デンマークを、見てください」
は?、見てくださいだと?
日本語がおかしいが、ここだ!。ぴしっ。
とまあ、こんな感じで9問正解。
そして、10問目に突入した。
「ホンジュラスは、どこですか?」
「ほ、ほんじゅらす?」
・・・そんな国あったか?・・・
いかん、ワタシとしたことが・・・
どうやら行き詰ったと思ったのだろう。
地球儀のおっさんが、
「ホンジュラスは赤道の近くです」と、お助けのつもりか、かく乱作戦なのか、よくわからんようなヒントを出した。
あんたなあ、赤道って・・・それヒントぉ?、と思っていると。さらに「北アメリカの近くです」と、これは明らかにヒントと思われることをのたまった。
すわ、中央アメリカかぁ!、とタッチしようとしたら・・・。
「残念でした(時間切れ)」
「あなたは、9問正解しました」
「すばらしい!、あなたは天才です(拍手と歓声のSEともに)」
ぬはは、そうであろうとも。なかなか分かっているではないか、地球儀のおっさんよ。
とまあ、わけのわからん充実感を味わって、逃げるようにその場を去ったのであった。
*地球儀のおっさんのセリフは、記憶をもとに再現したので若干ニュアンスが異なっている可能性があります。