ガーデニングの恐怖 1.予兆編

- 引越し -
うたるんは昨年の冬に引越しした。
新居には駐車スペースには小さすぎるけど、ちょっとしたスペースができたのでコンクリートで覆わずに土を入れ植栽スペースにしてもらった。家の周りが土間コンびっしりというのも味気ないし、土があると夏の照り返しも抑えられるしと、それなりにこだわったつもり。

入居後しばらくは、そのままにしてたんだけど、そろそろ庭木や草花を植えなきゃいかんなぁ、と思い立った。なにしろ思い立つのは簡単なのだ。しかし、いざ植えるぞって言ったって何植えりゃいいんだろ。過去にガーデニングなんてやった経験も無いわたしは途方にくれた。はずかしながら、花を見て名前がわかるのはパンジー、マーガレット、えっとー・・・・・・とまあそういうことなのだ。

ちょっと余談。「マーガレット」と思い込んでいた花だが、実は似ているが違う種類もいっぱいあったということだ。その中の一つがこれ。

npole

ノースポール

マイホーム関係のホームページなんかを見ていると「シンボルツリー」という言葉が目に入ってきた。これじゃ!。我が家にもシンボルツリーを植えようではないか。ほほう、「ヤマボウシ」、「ハナミズキ」、「エゴノキ」、・・・いろんな木があるものだ。家のサッシが白なので、白い花のヤマボウシがいいかもしれん。

- 植木屋さん探し -
インターネットタウンページで家の近くの植木屋さんを探す。3件ほどピックアップして電話。ちょっと名前が気になる「??造園」。電話に誰も出ず、ちょっと面食らって後回し(結局電話しなかった)。
次は「○○ガーデン」。工事の担当が出払ってるので、後日連絡しますだって。
最後は「□□グリーン」。こちらも、担当者不在のため、後日連絡しますだと。
うーん、なんかやる気なくすなぁ。

後日、「□□グリーン」から植木職人のSさんが見に来てくれた。「おもしろいモノが出来そうだ」と何やらやる気になっている。、こちらの希望(ナチュラルな感じにしたい)を伝え、簡単に打合せをして大まかに庭木をピックアップした。下草は手入れが楽な宿根草を中心に見繕って費用を見積もってもらう。宿根草などとわかったように書いてるけど、打合せの席で、「へ?、しゅっこん?」と目を丸くさせていたのは、何を隠そうわたしだ。

一方、「○○ガーデン」は、かなり後になって見にきた。玄関と駐車スペースのアンティークレンガが素敵だと誉めてもらった。お世辞だとは思ったが、素直に喜ぶ。だって、このレンガには色々あったんだ(このへんの家がらみの話は、また別に書いてみたい)。

我が家の門柱は、枕木をつかっているんだけど、「これどこのメーカーですか?」と聞かれたのにはマイッタ。家の外壁を決める際、参考に近くの住宅街を偵察に行って偶然見つけたのが、枕木の門柱だった。真鍮らしきポストとインターフォンカバー、これしかないって思ったのだ。

anemone
アネモネ

「○○ガーデン」は、プラン図を書いてきますといって帰っていった。
その後、プランがなかなか出来上がってこないので電話しようと思っていたら、Sさんがやって来て、「仕事の都合が変わって来週からでもかかれます」だって、どうしよう。

Sさんにもプラン図をお願してみた。が、なんと絵はへたくそで書けないとおっしゃる。しかたがないので外構工事時のプラン図を頼りに庭木の位置を確認していった。門柱の回りや詳細なところがイメージできないので不安だったが、以前手がけた庭の写真などを見せてもらったのと、積極的に提案してくれる姿勢を買ってお願いすることにした。

もちろん、シンボルツリーはヤマボウシ。実は、こちらから伝える前にSさんから「シンボルツリーはヤマボウシの株立ちでどうでしょう」、と提案があった。ちょっと前なら株立ちという言葉に、「へ?」って顔だったところだが、シンボルツリーのことを調べてた時に「株立ち」の意味を仕入れていたので、「やっぱり、株立ちがいいですかねぇ」などとほざいている自分がそこにいた。

※株立ち:根元から数多くの幹が一株になって立っている樹形を言う

つづく